もう、両親、そして、兄弟がいっせいに顔をあわせることはないだろうなぁ~
だから、こういう作品は、ちょっと、敷居が高い

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 2007年公開 松岡錠司監督 オダギリジョーさん、樹木希林さん主演作品
父親のもとを離れ、母子で小倉から筑豊へ・・・そして、オカンの手で、高校、大学を出してもらうが、その大学も留年・・・・
その大学の卒業証書が、オカンの宝物・・・
東京で暮らすボクは、仕事も満足にせず、母親からの仕送り・・・そして、借金生活
しかし、絵の才能を開花させ、エッセイ、ラジオの仕事をするようになる
そんな中、オカンが癌に侵され一度は手術で治った・・・。
生活にゆとりのできはじめたボクは、オカンを東京へ呼び寄せることになった・・・
居酒屋を営んでおり、ひょうきんで芸達者なオカンは、ボクの友達にはあっという間に人気者になった
2人暮らしなのに、夕食で5合の飯を炊くとは・・・それだけでも、すごい量!!
オカンの癌が再発・・・すでに、手術は不可能・・・抗がん剤に頼ることに・・・しかし、治療の大変さから、抗がん剤を断念
そのまま、オカンは父親などに看取られて亡くなっていった・・・
オカンの葬式には、ボクの友達をはじめ、たくさんの人が参列してくれた
・・・・それが、人生の結果であり、評価じゃないかと、私は思う
この作品で、オカンが若かったころが、随所に見受けられた・・・見ていて、樹木希林さんに似ているなぁ~と、ずっと思っていた
と、感慨に浸りながら、エンドロールを眺めていたら、演じていたのが・・・・内田也哉子さんだった・・・どうりで、似ているわけだ
親子・・・という手があったんだぁ~
この作品は、文句なく、私は・・・★★★ 星三つ!!