童話はタッチは、やわらかいが、本当は残酷なんだと・・・
「赤ずきん」なんかは、狼に食べられちゃうし・・・それで、狼を見つけた猟師は、お腹を切り裂いちゃう!!
「ヘンデルとグレーテル」これは、シビアだ!!口減らしのために、子供を捨てる・・石を頼って手ぶらで帰って、また捨てられる・・お菓子の家、そして、その子供を殺そうとする魔女・・魔女を倒し・・そのあと、宝物のお土産持参で家に帰ったから、親は快く迎えた・・・
「白雪姫」だって、嫉妬が原因の計画的な殺人事件 王子様の手によって、未遂で終わったが・・・・
日本の作品では、「かちかち山」!!これは、タヌキもウサギも殺人罪!!ただ、タヌキは正当防衛かもしれない・・・
でも、おばあさんを死なせたタヌキに対するウサギの仕業、2度の制裁は、いずれもいくらあだ討ちのためでも、許されるものではない。まさしく、殺意を持った計画的な殺人事件
今の世の中ではまさしく大事件になる・・・・これを童話と称して、子供に読ませてもいいのだろうか・・・・
なんて、童話の残酷さを授業でやっていたのでしたが・・・それが、頭の片隅から離れなかった・・・
ちなみに、イソップは希望に満ち溢れた童話が多い・・・これは、職業 奴隷・・・ってことで、背景を考えると結構切ない
本当に、童話は残酷なのか? そこで、ただの好奇心から、手にとってしまった作品

「アンデルセン 夢と冒険の物語」 2000年製作 キーラン・ビュー、エミリー・ハミルトン、フローラ・モンゴメリー出演
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「マッチ売りの少女」や、「人魚姫」、「親指姫」などたくさんの童話を混じえたサクセスストーリー
早くに靴職人の父を亡くし、学歴もそこそこに、コペンハーゲンに働きに・・・そして、奨学金制度により、教育を受ける。
持ち前の・・・常人ではない・・・創造力・・・そして、運・・・その後、童話は世界中で売れ始めた
しかし、彼の人生はやはり、貧困、空腹、失恋などの逆境があったからこそ、これだけ美しい物語が書けたのだろう。
そして、創造力と才能・・・しかし、残念ながら私には、その才能は・・・ない・・・だから、コツコツ生きるしかない
それにしても、人魚姫は、やっぱり切ない・・・王子様と一緒になってハッピーエンド・・・がよかったなぁ~
童話の残酷さを思い出してしまったこの作品は・・・★★ 星二つ!!