2010年07月30日

なにか、すてきなことがありますように・・・・きれいな作品

棚が2つでは足りない・・・まだ観ていない作品だけを数えてみたが、100枚を超えていた・・・

観ずに、積み重ねてある作品も、まだまだ、たくさんある

これから先、どれだけの作品と会えることができるのだろうか?

先日、足の上に落ちたから、棚をもうひとつ増やした・・・が、積み重ねていたものを入れたら、その7割が埋まってしまった

そんな中で、5本の指に入る、きれいな作品と接することができた・・・・

人生という1本の糸・・・それが、絡み合って、まさしく、網を作り上げていくような作品



2005年公開 「大停電の夜に」 源孝志監督作品 豊川悦司さん、田口トモロヲさん、原田知世さんらが出演

インターネットでサンタクロースを追跡するところから、はじまった・・・・

そして、人工衛星!?が変電所に落下して東京が復旧の見通しがつかない大停電に・・・・そんな、クリスマスイブの夜のストーリー

今までの叶わない恋愛に終止符を打った女性は、エレベーターにとじこめられる・・・

別れた男性は、余命短い父親のもとを訪れ、自分の出生の秘密を暴露される・・・そして、死んだと言われていた母親に連絡

自分には、結婚する前に、子供がいたが、その子を父親が引き取った・・・・そのことをだんなに人生初めて告白

女房に、自分と一緒になる前に子供がいたことを告白され、停電の夜、散歩に出た男性・・・・そして、停めてあったFORDを拝借

5年の刑期を終え、出所し、かつての恋人と再会した男性・・・・しかし、その恋人が産気づいたことから、病院へ歩いて担ぎ込もうとする

FORDに乗った男性が現れ、病院へ搬送し、無事出産・・・そして、かつてのベーシストが経営するジャズバーへ飲みに行くことに

ジャズバーには、近所のキャンドルショップの女の子も飲みに来ていた・・・・・・・・・・と、人生の糸がいろいろな人と絡み合って網のようになっていった

その中で、キャンドルショップの女性は、「なにか、すてきなことがありますように」といってキャンドルに灯をともしていた・・・

しかも、それを演じているのが田畑智子さん・・・・なんだか、いやされるぅ~!!「ハッピーフライト」は、実は今でも、彼女が主演だと思っている

ただし、この作品中で、ひとつのことをのぞいたら・・・・

キャンドルショップの女性は、ほとんど話をしたことがないけど、ジャズバーの店長のことをよく知っていた・・・

何時ころ、こういうことをしているとか・・・・そして、店内のいろんなものを物色・・・・そして、店長のプライベートまで詮索

自分が、ずっと観察されていて、知らないだろうと思っていることを他人が知っている・・・そして、必要以上の詮索されることは・・・やっぱ、怖い・・・・

他人に興味はあるかもしれないが、必要以上に興味をもつことは・・・・そうなると、やっぱ、ストーカーかも

でも、この作品は、いろいろな人生の糸が絡み合い、網のようになっていく・・・そして、最後は、きちんと収まるべきところに収まる

思わず、観終わった後に、きれいと、感嘆してしまった

私が観た中でも、5本の指に入るくらいの美しい作品・・・★★★ 星三つ!!   


Posted by としです at 22:01Comments(18)夜長の映画