高校生のときの恩師の印象的な言葉がいくつかあるのです・・・・
マージャンは、やるな!マージャンは、4人、勉強ができなくなる・・・・
そう、自分ひとりが落ちこぼれるのは、自由だが、4人まとめてマージャンに明け暮れて勉強しなくなって、落ちこぼれるなと
非情!?に素直だった私は・・・竹の絵柄、珠の絵柄、東西南北、春夏秋冬、平和、立直は高校時代は封印・・・
だから、その分、進学してから先輩たちと夜通し親しんだものでした。明け方の悲惨な光景だったこと!!
一時期は、親指の腹に、目がついているのではないかと、自分でも思えるくらいでしたが・・・・今は、からっきし
そして、恩師の言葉で、もっとも印象に残っているのは・・・
頭を使え、頭がなければ、体を使え、体がなければ、ヒモになれ!
私は、何を使っているのか・・・どう考えても、肉体労働
この言葉は、何年も経った今日でも、忘れたことはない。そう、自分の生きる道を作れってことを言いたかったんだろう!!
その、ヒモのような生活から這い上がった、まさしく、私にとっては経営者のバイブルのような作品・・・
「風雲児 長者番付に挑んだ男」 2006年 石原興監督 美木良介さん主演の作品
石原興監督作品といえば、やくざ映画が多いが、この作品は、違う!!
元暴走族、自己破産してヒモのような生活、そして、呉服店を営むも、脱税容疑で逮捕・・・一念発起して、リフォーム会社・・・愛知県内三年連続長者番付1位にまでのぼりつめていく
実在する浅岡裕二氏の半生を描いた作品・・・・
関西弁の強面の人が出てきて、金貸しにでもなって長者番付を目指す作品じゃないかと思いながらも観続けていった。
しかし、内容は予想と全く異なり、この中で描かれている浅岡裕二氏は、私にとっては、まさしく、経営者の鏡のような存在・・・
社員対応、破天荒な対応や発想、顧客意識、CM、そして、災害復興支援・・・
自らは会長となり、経営は社長に任せる・・・が、クレーム処理など、いざとなったら、自分が陣頭指揮をとり、そして、最前線へ!その対応ひとつひとつが、お見事という言葉しか出ない。
まだ帰ってこない営業を気遣い、自分ひとりストーブの前にはいられないと、雪の降る会社の外へ出て営業を待つシーン
営業が、数字を追求するばかりに、クレームが発生しそうな工事を手がけてしまった・・・
その時に、その営業を呼びつけ、竹刀を取り出すと・・営業を殴ると思いきや・・営業に、その竹刀で自分を殴らせ、お客の痛みを知れと反省を促したシーン
このあと、実際にも、浅岡裕二氏は、クレームの発生しそうなリフォームの改修をすべて無償でやり直し、その上、施主に慰謝料まで支払っている
私には、とうてい、そんなことは思いつかない、すごい経営者だと思った・・・っま、私はそんな器ではないが・・・
とにかく、この浅岡裕二氏の一挙手一投足がすべて、目を引く作品でした。
それに、この人について、もっと知りたいとも思った
もっとも、作品を観た後にみつけた記事ではあるが・・・愛知県・悪徳リフォーム詐欺・保釈金三億円事件の真相
この作品のエグゼクティブプロデューサーに、ロス疑惑の故三浦和義氏 出演者に鈴木宗男議員や気風のいい浅香光代さんなども、目を引いたひとつでした
それにしても、私も、一度でいいから、長者番付に載ってみたい・・・って、もう、長者番付は廃止されちゃいました・・・だから、夢!?
この作品は、迷わず・・・★★★ 星三つ!!