以前にも、自分にこのように問いかけたことがありました・・・でも、答えはなかなか出ません
今、楽しいか・・・と、問われたら、答えはすぐに出せます・・・楽しくないって・・・
幸せ・・・とは、難しい・・・何をもって幸せというのか?
以前、西田敏行さん主演の「学校」を見たときにも、「幸」について考えさせられた
今の自分で満足できずに、さらに、幸せを目指して・・・きつい人生を生きなければならない
しかし、よく口にする言葉は・・・「あのころは幸せだったなぁ~」と
改めて、幸せってなんなのかを考えた作品

2007年公開 中谷美紀さん、阿部寛さん主演 堤幸彦監督作品 「自虐の詩」
もともと、業田良家氏原作の4コマ漫画を原作とした作品
母親に捨てられ、父親は愛人を作り、その愛人の無理な要求から、父親は銀行強盗・・・学生時代、唯一、相手にしてくれた友人は熊本さんだけ
身を投げ出して働いていた幸江(中谷美紀)の前に現れたのはイサオ(阿部寛)・・・そして、同居
その後、イサオは、ラーメン屋で働く幸江から金をむしりとっては、ギャンブルに明け暮れる日々・・・まさしく、ヒモ
そして、気に入らないことがあるたびに、イサオはちゃぶ台返し!!これは、星一徹をはるかにしのぐ腕前・・・
幸恵は、小さな幸せがほしいと、ことあるごとに、願っていた
そんな幸恵とイサオの間に子供ができた・・・これに対して、イサオは何も言わない
しかし、幸恵は、歩道橋から落ちたが、一命を取り留める・・・必死の医療もあり、子供も無事
意識を戻した幸恵に、イサオが「3人で海に行こう」・・その一言で、愛情を知る・・そんな幸恵の幸せ探しの人生
最後はこの一言で締めくくられた・・・
幸や不幸は、もう、どうでもいい・・人生には明らかに価値がある
確かに、そうだろう・・・
それにしても、ほとんど台詞はないが、阿部寛さんも主演・・・というのは、すごい!!阿部寛さんだけ編集して観ていたら、まるで、サイレント映画
しんみりと幸せについて考えた作品は、私にとっては・・・★★★ 星三つ!!