そして、基本的に、引き取り手、飼い主が見つからないペットは、3日以内に処分されるところも・・・
これを聞くたびに、切ない気持ちになる・・・
イヌとの生活・・・実は、私は、飼っているという感覚がないのです。
一緒に、生活をしてもらっている・・・そう思っているのです。
でも、いつかは、必ず、別れがやってくる・・・それは、十分、承知しているはずなのですが・・・
その日がやってきてほしくない!!
イヌとの生活を描いた作品・・私は・・観ちゃいけない!!と思いながら、つい、観てしまうのでした。
はじめから、別れを覚悟し、一緒にいる間は、愛情を注ぎ、そして、別れを迎える作品・・・

それが、「ハラスのいた日々」 1989年公開、加藤剛さん、十朱幸代さん主演の作品でした。
50代の子供のいない大学教授の夫婦のところにやってきた柴犬のハラスがその一生を子供のように愛され、最期を迎える・・・13年間の軌跡
帰ってくると、「ハラス、ただいまぁ~」って、あいさつする・・・・
私も、帰ると、イヌに「ただいまぁ~!帰ったよぉ~」って犬に、あいさつをしています。そう、基本的な生活習慣・・・スイカを食べるときも、一緒、ヨーグルトを食べるときも一緒・・・さすがに、すき焼き用のお肉は、食べさせたことがというより、私自身が食べたことはないですが。
この作品は、淡々と語る、加藤剛さんの冷静な口調のナレーションが、また、そそられるんです・・・大岡越前とは大違い!!
それから、しゃべられないイヌの気持ちになって、感情を表に出して演技する十朱幸代さん
最期を迎える「とうとうその時がやってきた・・・」このときには、もう、私もやばい状態でした。
それにしても、DVDを観ている夜中・・・「ハラスがいなくなっちゃった」、「ハラスが帰ってきたよ!!」、「ハラスが、雪の中走っているよ!!」、「ハラスが牛肉食べてる!!」
そんななって、ずっと話しかけられていたうちのワンコたち・・・さぞや、迷惑だっただろうなぁ~
それこそ、動物虐待かも・・・!?こういう作品は・・・私が禁・・・なんだけど・・つい
ちなみに、この作品と比較したのは、「ハチ公物語」・・・ハチは、愛されながらも、ある意味、苦しんで、一人で死んでいった
しかし、この作品は、明らかに、愛され、最期は家族の下で迎えた・・・それだけに、人間の非情さを感じない温かい作品でした。私も、こういう風に接し続けて生きたい。
この作品は、私にとっては、間違いなく、★★★ 星三つ!!