そこには、線が引かれているように思える
人間の作った囲いの中で生活して、食事も与えてもらっている・・・・しかし、部屋やかご、おり、ロープでつながれていたり
しかし、それとは反対に野生で生活している動物は、自然の中で自由に走り回っている・・・
一見自由に見えても、自分で食べ物を獲得しなければならない
どちらの方が幸せなのか・・・しかし、彼らからしてみたら、現在与えられた環境が当たり前の生活のように思っているんだろう
その点、公園の鳩なんかを見ていると、食事は人からもらって、でも、自由に飛び回っていていいなぁ~
ちなみに、国会の鳩は・・・今は、ロープを解き放たれて、自由に飛びまわっているように見える

2006年公開 「子ぎつねヘレン」 河野圭太監督 大沢たかおさん、深澤嵐さん、松雪泰子さんら出演
太一(深澤嵐)は、放っておけず、道端でじっとしていた子ぎつね(ヘレン)を保護した・・・
そこで、持ち込まれたのが、獣医の矢島(大沢たかお)のところ・・・彼は、野生の動物など、金にもならない動物の診療もしていた
写真家である太一の母(松雪泰子)は仕事で、海外を回っていたため、太一は、ヘレンと一緒に矢島のところに預けられることになった
・・・実は、ヘレンは脳に損傷を負っていた・・・そのために、目や耳、鼻が利かない・・・だから、反応ができず、うずくまっていた
それでも、手術という一筋の希望に向かって必死に看護を続ける・・・結局、手術はできず、1ヵ月後にヘレンは亡くなった
しかし、太一に助けられなければ、ヘレンは数日もたなかっただろう・・・そして、太一という母親とも会うことはなく、母親のぬくもりを知らず寂しく死んでいったんだろう・・と慰められた
狐顔のうちの犬・・・観ていたら、ヘレンとかぶった!!でも、うちの子は、目も見えれば耳もいい。もちろん鼻だって!!
それに、必要以上に食べれるから、ポニョになっている・・・それで、幸せなのかなぁ~!?
それにしても、太一の母・律子・・・子供を残して、長期にわたって留守に・・・そして、矢島から、プロポーズされたと勝手に思い込んでいるような女性・・・
そんな母を、「地軸のような人でしょ」と例えた太一・・・その一言が、私にとっては印象的だった・・・
地軸のような人・・・確かに、たくさんいる・・・と考えたら、一体、地球には何本の地軸があるのだろう!?
そう、この夏の異常な暑さ、そして、地球の異常気象は、地軸がたくさんありすぎているせいかも!!
ヘレン・・・こういう動物ものにはめちゃ弱い私・・・この作品は・・・★★★ 星三つ!!