2010年05月31日

世相を反映した作品・・・・伊丹十三監督 Part1

世相をあらわしている作品・・・伊丹作品、私は、大好きなんです。

世相を、鋭い目で見て、それを、作品に・・・・もし彼が、今、生きていたら、どんな映画を撮っているんだろう?

普天間の問題?北朝鮮??官房機密費???官僚????イングランドとの、エキジビションマッチで、全得点を日本があげながら、負けてしまったっていうこと?????

なんてことを考えてしまう。

あの作品がとられたころ

バブル経済・・・・あのころ、土地は高かった!!マンションというか、億ションが!!

そして、土地を持っているだけで、値上がりし、そして、それを売るだけで一財産できた時代・・・・

当時の通帳を見てみると、銀行に10,000円しかなくても、利息に、500円ついていたり!!

マイホームをあきらめた人たちが、高級車を持ち、シーマ現象なんて言葉も!!

当時の国の税収は、61兆円・・・今は・・・38兆円を割り、赤字国債の山!!

そんな当時の世相を映した作品の中で・・・思い出す作品のひとつに、伊丹作品・・・・「マルサの女2」・・・・・



脱税のために、新興宗教をたちあげ、そして、地上げ屋をつかって、私腹を肥やし、そして、宗教法人を隠れ蓑に、脱税を重ね・・・

それに立ち向かっていく宮本信子さんのあのおかっぱで、ソバカスで、寝癖・・・だけど、あの気風のいい調子が、なんとも、印象的

あの、札束に埋もれた様子は見るからに、いかにも、80年代後期の、バブル期を思い出される!!

あのころ、世界の長者番付で、上位に、必ず、数人の日本人が入っていた・・・

あのころ、日本人は、金持ちで、そういう時代が、これからもずっと続くと思っていた・・・

でも・・・・

当時を懐かしみながらもあのころが、2度と来ないんだなぁ~と思いつつ、私の中では・・・★★★ 星三つ!!  


Posted by としです at 21:22Comments(22)夜長の映画